紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「………分かったか?」
「…………へ?」
何が?
今だボンヤリとする頭を必死に動かそうとしていた時、瀬谷君から声がかかった。
でも…、
何を言ったのかよく分からなかった私の頭の中では、クエスチョンマークが飛んでいる。
「…まだ分からない?……なら、これは?」
「………ッ!」
突然の事にビックリだ。
驚きすぎて目をパチパチ瞬してしまう。
目の前にはあまりにも近すぎてぼやけて見える、瀬谷君の瞳。
そして…、
柔らかいものが私の唇に当たった。
なっ、なんで私、瀬谷君にキスされてるの?