紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「ふーん…、仲の良い事で」
妬けるな…、とそう言った蓮の腕が私の腰にまわる。
「羨ましい?」
「まぁ…、な」
フフ…と笑みを零してから前に視線を向ける。
いつの間にか、昇降口に着いていたようだ。
さぁ、今日も一日頑張りますか!
朝から蓮に会った私はかなり元気一杯だ。
よし!ならば今日一日、学園に来ない良牙の為にも勉強をキッチリ聞いて、後で教えて上げようと再度気合を入れる。
良牙はやはり今日一日、私の前に姿を現す事はなかった。