紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~
「………」
「…何だよ?」
ジーッと良牙の横顔を見ていると、前を向いていた瞳が横にいる私に向かう。
睨みつけるようにジッと見られ、目が泳いでしまった。
「べ、別に?」
「…言いたい事があんなら言ってみろ」
「言ったら答えてくれる?」
その言葉に目を細め、そしてまた前を見据えた。
別に答えてくれなくてもいいから、思い切って聞いてみようか?
「良牙も、鏡夜みたいな経験…あるの?」
「………はッ?」
眉を潜めながら私を見る良牙に、私の疑問をぶつけてみた。