STORMILY
「お、お母さんが、パートに出てくれれば大丈夫だと思う」
「……は?」
「もちろん、私も頑張ってバイトするよ。今ある貯金全部と、これから二人で稼ぐ予定のお給料を合わせれば、何とかあと5年は生活して行けるハズ。別に、お母さんがそんなにあくせく働く必要はないんだから。普通に9時から5時の、パートの職にでも就いてくれれば月に12、3万は稼げる訳で…」
「嫌な子」
その言葉を吐き出すのと同時に、お母さんの顔からは笑顔が消えた。
「私が体弱いの知ってるくせに、フルタイムで働けっての!?」
言いながら、通帳を乱暴に閉じ、テーブルの上に投げ出す。
「早く私に楽させてあげようっていう優しさは、あんたにはないワケ!?」
「だ、だから、その為の大学進学なんだよ」
ヒステリックなお母さんと対峙するのは正直怖かったけれど、ここで逃げてはいけないと思った。
「ウチの学校は進学するのが前提で、『受験の為の勉強』しか教えてもらえてないもん。そんな高校には企業側も最初から期待していないだろうし、推薦してもらうって言っても、きっと選択肢はすごく少ないと思う」
「……は?」
「もちろん、私も頑張ってバイトするよ。今ある貯金全部と、これから二人で稼ぐ予定のお給料を合わせれば、何とかあと5年は生活して行けるハズ。別に、お母さんがそんなにあくせく働く必要はないんだから。普通に9時から5時の、パートの職にでも就いてくれれば月に12、3万は稼げる訳で…」
「嫌な子」
その言葉を吐き出すのと同時に、お母さんの顔からは笑顔が消えた。
「私が体弱いの知ってるくせに、フルタイムで働けっての!?」
言いながら、通帳を乱暴に閉じ、テーブルの上に投げ出す。
「早く私に楽させてあげようっていう優しさは、あんたにはないワケ!?」
「だ、だから、その為の大学進学なんだよ」
ヒステリックなお母さんと対峙するのは正直怖かったけれど、ここで逃げてはいけないと思った。
「ウチの学校は進学するのが前提で、『受験の為の勉強』しか教えてもらえてないもん。そんな高校には企業側も最初から期待していないだろうし、推薦してもらうって言っても、きっと選択肢はすごく少ないと思う」