好きになった相手がたまたま年上だっただけ。




俺が舞子を好きになるのに

大して時間はかからなかった




むしろ、一瞬だった─

いわゆる、一目惚れ……ってやつ



彼女は笑顔がとても可愛くて

笑った時にできるえくぼも、すごい可愛くて

一番びっくりしたのはお化け屋敷が得意なとこ




俺は彼女の嘘つきなとこが嫌い

だけど、そんな欠点までもを許してしまうくらい

彼女には良いところがたくさんあって



そんな彼女は夢を叶える為に遠くへ行ってしまった




だけど、これが永遠の別れじゃない

この障害を乗り越えたその先に

俺らの未来があるんだと





俺は信じたい

いや、………信じてる






好きになった相手がたまたま年上で

俺は、………いま幸せです






────End────



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