君に近づく物語
君が笑う。

無邪気に笑う。

僕の好きな太陽みたいな笑顔で。

その顔をずっと見て居たくなって、僕は立ち止まる。

僕が止まると君も不思議そうに小首をかしげて、

『どうしたの?』

って聞いてくる。

分かってるくせに、いじわるだなって思う一方で、
心臓がつぶれそうなくらい早く高鳴る。










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