君の明日は、私の明日
「お前……恋ってしたこと…あるか?」
は……はい?
恋……
イキナリ何を言い出すの…?
「そりゃあ、まあ……」
「こっち……こいよ……」
「は…はい!」
私はドアから離れて真っ暗な部屋の中を歩いていく。
真っ暗って言っても月の光は綺麗。
「隣…座れよ」
「は…はい……」
私は操られた人形のように先輩の隣に座った。
ていうか…ベッドなんだけど……
先輩のベッド……始めて…
柔らかくて…座り心地がいい。
「で、お前…なんで俺の部屋にいんだ?」
低くてドキドキする吏衣先輩に声……。
「えっと、誕生日なのに…深尋が部屋に閉じこもっているっていうから…
特別な日ですし、先輩にも楽しんでもらいたくって………あの……でも……
いい迷惑……でしたか?」