大切なモノを守るために

教室で周りが騒いでいた中で
自分の時間だけ止まって
頭は真っ白。

「その人が隣にいるなら
 その人に聞いてください。
 私はそれ以上何も言う事はないです。」


とっさに出た言葉はそれしかなかった。

今まで誤魔化して
見てた物は全て事実だったんだ。


好きだけど


好きだけど


ねぇどうしたらいい?



周りから
「彼氏から電話ー?なんてー?」


「んー何でもない!暇だったみたい!」


友達に言えなかった。


黙って一人教室を出て
まず笑いがこみ上げてきて

その後すぐ立ち上がれないほど
泣き崩れた。


そこから先その日は
ずっと保健室にいた。
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