大切なモノを守るために
財布の中にあった免許証。
恐ろしくなって私は
思わず落としてしまった。
すぐに拾ってまた確認して
嘘嘘嘘嘘嘘嘘と心で呟いていた。
だってその免許証には
名前なんてたつみじゃない。
年も3つ上じゃない。
何もかもが嘘だと書かれているようだった。
これは我慢して耐えれなかった。
別れないけど
どうしてあの別れ話の時に
言ってくれなかったのかと
自分で自分が情けなくなった。
朝の五時ぐらいに
まだ親が寝てる隙に
私は帰らなきゃいけない。
だからもう言わないと。
たつみをたたき起こして
私はたつみを責め立てた。
するとたつみは謝りもせず
財布を見た事に怒っていた。
そして言われた。
免許証は本物よ。
名前も歳も嘘だった。
私はたつみの操り人形だ。