深海魚Lover
その後、潤司君は疲れたのだろう、今はぐっすりとベッドで眠りについている。

額に薄らと寝汗を掻いて眠ってる潤司君。

私は持っていたハンカチで彼の汗を拭きとりそっと優しく頭を撫でてあげた。


「このまま朝まで眠りそう」


「うまいっ!

 この酒、土産にどうだ

 ツルの奴が喜びそうだ

 でも待てよ、この酒
 地酒ってわけじゃないのか?」


さっきと同様に、私は京次さんとテーブルを挟んだ距離に座る。


「さあ、どうでしょう

 聞いてみましょうか?」

「いやっいい、こんないい酒
 あいつにはまだまだ早すぎる」

「イズモさんにはいかがですか?」

「ああ、出雲のやつは酒は飲めない
 
 飲むと蕁麻疹が出て首の辺り
 掻きむしって大変なことになる
 
 あいつ、ああ見えて
 とってもデリケートな男なんだぜ

 女みたいに白い肌してるだろう」
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