深海魚Lover
「スガ先生、では私達は次の仕事が
ありますのでこの辺りで……」
「はい」
「スガっていったぁ?
スガ・メイコといっしょだ~
みてみて、おねえちゃん
これっ、しってる?」
男の子が鞄から出したお弁当箱は、私が以前コラボした作品のひとつ。
「ジュンジ、びっくりすんなよ
彼女がそのスガ先生だよ」
「ほんとうにぃ、すごーい
キョンさん、すごーい
すごい、すごーい」
私の手に触れては自分の方へと引く、その小さな手はとっても温かい。
「ねえ、スガメイコちゃん
いっしょにおえかきしない?」
「えっ!」
「そうだぜ、メイちゃん
一緒にお絵かきしようぜ」
私の結んだ髪に触れて、ウインクをするのは若頭と呼ばれたさっきの男性。
男性なのに長髪のせいか、どこか女性のようで……彼も又、京茨先生とは一味違う美形タイプ。
「では、私はこれでお邪魔しました」
「えっ、ちょっと!
シモヤマさん……」
下山さんは、私を一人残して玄関へと駆け込むと引き戸の音をさせて出て行った。
ありますのでこの辺りで……」
「はい」
「スガっていったぁ?
スガ・メイコといっしょだ~
みてみて、おねえちゃん
これっ、しってる?」
男の子が鞄から出したお弁当箱は、私が以前コラボした作品のひとつ。
「ジュンジ、びっくりすんなよ
彼女がそのスガ先生だよ」
「ほんとうにぃ、すごーい
キョンさん、すごーい
すごい、すごーい」
私の手に触れては自分の方へと引く、その小さな手はとっても温かい。
「ねえ、スガメイコちゃん
いっしょにおえかきしない?」
「えっ!」
「そうだぜ、メイちゃん
一緒にお絵かきしようぜ」
私の結んだ髪に触れて、ウインクをするのは若頭と呼ばれたさっきの男性。
男性なのに長髪のせいか、どこか女性のようで……彼も又、京茨先生とは一味違う美形タイプ。
「では、私はこれでお邪魔しました」
「えっ、ちょっと!
シモヤマさん……」
下山さんは、私を一人残して玄関へと駆け込むと引き戸の音をさせて出て行った。