深海魚Lover
出雲が帰った後の加瀬組本部事務所では、錚々たる顔ぶれが加瀬組長の部屋に集結して今後の事を話し合う場が設けられていた。

勿論、出雲に跡目を継がせることに反対な峰とその仲間達には内密に。

部屋の前に立つ三人の見張り

そんな中、会合は二時間にも及び、やっとここに決着がついた。

「……

 本日、この場に集まった者達
 全員一致で加瀬組二代目組長は
 若頭である加瀬出雲に決定した

 襲名式は、とりあえず明後日
 内内だけで済ませた後に
 日を改めて大々的にホテルを
 貸し切り披露パーティーを行う

 それでいいな」

「はい」

「皆、わかっているとは思うが
 今回の件は他言無用

 裏切った奴は容赦しねえぞ
 
 では、解散!」
 
「兄弟、今日のところは
 すまなかったな」

「何を言います」

部屋に残ったのは、加瀬組長と舎弟頭である薄田の二人だけ。
< 256 / 410 >

この作品をシェア

pagetop