深海魚Lover
闇は光に支配される。

そうここは、神々しいまでに煌びやかな世界---

開かれた扉の向こうでは、極上の女達がドレスアップして毎夜宴が催される。

そんな賑やかな酒の席で女達を寄せ付けることなく、隅っこの席で話す男達が居た。

内容を聞かれてはまずいと辺りを気にするのは、充。

「四奈川は、アレで治まるタマじゃねえ
 
 当初から貴方の補佐に納まったこと
 を奴はよくは思ってねえ

 だから今回、仕掛けて来た

 それにアイツを跡目に押す直参連中
 も組内には居る

 それは誰とは言いませんが……」

「峰のおやっさんだろ」

「はい、ご存知でしたか

 オジキは貴方には言いように
 話していますが昔から親父
 とは折り合いがよくねえ

 それに、四奈川を息子同然に
 可愛がっています

 カシラ、いくら貴方が事実上
 次期組長候補筆頭でも
 
 ここは一日も早く
 組長の座につかれます事を
 親父が生きていらっしゃいますうちに」
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