深海魚Lover
「傍に居ねえアイツが悪い

 くたばっちまったら終わりだ

 抱けやしねえ」


『イズモ、わかるでしょう?』


何が?

ちっとも、わかんねえよ……


辿り着いた先には、過去とは違う今が存在する。



ここは、京次の家の前----

停車した車から先に降りた充は、家のドアを開けた。

「キョンのアニキ、車
 返しに来ましたよ

 ほんと、ありがとうございました

 アニキ……

 アニキ、留守っすか?」

充の声に気づき玄関へと走って来たのは、潤司。

「ツルさん、いらっしゃい」

「ジュンボウ、お土産持って来たぞ」

「わーい」

「一人で留守番か?」

その時、玄関先まで聞こえてくる大きなテレビの音が消えた。
< 84 / 410 >

この作品をシェア

pagetop