深海魚Lover
通話を切った女は、乱れたベッドに一人腰掛けて呟いた。

言われた通り……


「ううん
 それ以上に近づきすぎたかも?」


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ホテルから出て、快晴の空の下をしばらく歩いた出雲は立ち止まると充に電話をかけた。


「アニキ?
 こんな朝っぱらから何すか?」

「昼だ」

「ひる?どっちでもいいっすよ
 
 俺、昨夜はアニキと別れた後
 キョンのアニキに会って飲んで
 遅くて……
 
 そうだ、アニキ
 あの後、店の子
 彼女とはどうなったんっすか?
 
 もちろん
 昨夜は一緒だったんでしょう?」

「お前、今どこ、キョン家?」
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