深海魚Lover
「えっいえっ、そんなことは!
 分かりました、今すぐ向かいます」

「おう、頼むわ

 あんま待たせるなよ

 遅いとキレるよ」

「そんなぁ~」


見上げる空

雲一つない空に、ポケットから取り出した白いキーホルダーを浮かべてみせた。


「雲みたいだ

 土産、期待してるぜ」


晴れ渡る空

なんて気持ちがいいんだろう。


今朝見た東京の空と同じく、ここ京都の空模様も快晴----旅行日和。


ここ清水の舞台から見下ろすと、そこには燃えるように赤い世界が揺らめく。


「わぁー」


私と京次さんだけでなく、幼い潤司君もその光景に目を奪われている。

空の青さ、木々の緑に映える赤。
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