深海魚Lover
「スガちゃん、どう
 絵の参考になりそうか?」

「はい
 ケイジさんはいかがですか?」

「そうだな、物語の筋には
 今のところ変更はないかな
 二人で決めた当初のままで」

「そうですか

 では帰ったら、予定通りに
 挿し絵の方書き進めますね

 今回のメインカラーは赤で」

「ああ、頼むよ」

「それにしても、なんて綺麗なの」


自然が織りなす独特の世界に魅入られた三人が黙って景色を見続けていると、風にざわざわと揺らぎだす木々達。

生きている姿、その美しさにふと怖ささえ感じる。

私は隣に立つ京次さんの手をギュッと握りしめた。


「ここは少し寒いな、行こうか?」

「はい」
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