緒方くんとあたし。
12月その5
お風呂に入るため、着替えなどを用意して一階にあるお風呂場まで行った。
脱衣所のドアには「使用中」の札が掛かっていて、しばらくここで待とうかと思った。
廊下の壁に背をつけてぺたり、と座った。
しばらくすると、がらり、とドアが開いた。
見上げると、いい感じに茹った緒方くんが立っていた。
「何してんの?」
緒方くんが頭を拭きながら聞いてくる。
、、、、、この人、お風呂上りでやけに色っぽいなぁ、男の癖に。