Special Magic !


「……私は安心しました。
期待にこたえなくていいんだってね」


話終えた私はオレンジジュースを一気に飲み干した。

「なるほどね」

「……はい」

「期待にこたえるのに疲れて家出をしたんだね」

「そうなんですよっ。
おばあちゃんったらさあっ!!可笑しいんですよ?!
あんの、クソバ…こほんっ、まあ期待にこたえるのに疲れたんですよ」

「…そ、そっか」


おばあちゃんのことは尊敬してるよ!

だから、そんな、ねえ?
侮辱する言葉なんて言いませんよ!


「じゃあ、君は今行くところがないのかな?」

「……はい」

「そうか、魔女の森の長の孫ね」

「『の』ばっかり使って疲れますよね。魔女の森の長の期待の孫の家出、なんて騒いでるらしいですよー。
『の』ばっかり使って、馬鹿なんですかね」

「……と、ところで」

「あっ。無視られた」

「……うん。あの、行くところがないなら、君が良ければなんだけど、僕について来てほしいんだ」

「ハッ!!ナンパですか?私をナンパするなんて見る目がありますね!ぐへへ」

「………う、うん。あの、学校の、学校の生徒として、僕について来てくれないかな?」

「……」

「だ、大丈夫かい?」

「…が、ががが学校?!い、行きます!行きます!」

「そ、そっか。
えっとね、その学校はヴォーシャルム学園っていうんだけど、知ってる?」

「ああ、まあ…はい」

「そこなんだけどね。
寮もあるから、そこで住めばいいよ。」

「……でも、お金が」

「大丈夫さ。」

「えっ?!」



「だけど、条件があるけどね」



デスヨネー。

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