新米教師"L"
その様子を見て、思わずエルも笑った。

「おめぇら、ホント仲いいのな。
小学校からずっと一緒なんだっけ?」

「そーそー! なんでか晃と一緒くらいの学力と運動神経でさー」

「何かしぜーんと一緒だったよなぁ」

「ふふっ、何か双子みてぇ」

三人が顔を近づけて楽しそうに笑っていると、セイがぐいっとエルを引き離した。

「おら、話し合い進まねーだろ。
エル、てめー邪魔しに来てんのか!」

「ちっ、うるせーなぁ。
いーよ、邪魔なら帰るっつーの!」

エルはぶーぶー言いながら退散した。

< 133 / 202 >

この作品をシェア

pagetop