新米教師"L"
しゅん、としたエルを見て、二人は途端に慌て始めた。

「わ、エル! 嘘、嘘だからなっ!?
俺はエルが先生やっていてくれれば、それが幸せだからっ!」

「そ、そーッスよ!!
エル先輩の夢壊すようなことしないッスから!!」

「そう、か…?」

顔を上げたエルに、二人はぶんぶん首を縦に振る。

「…ありがとな、二人とも!!」

またもや笑顔のエルを見て、二人はまたキュンッとなった。

「エルうぅ~~っ!!」

「エル先ぱーいっ!!」

自分より背の高い二人に抱きつかれて、エルはバランスを崩し転んだ。

「「!!」」

それを見たレンとタマは、世界の終わりのような顔をしながら
エルに謝り続けた。




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