新米教師"L"
夜、食堂。

カノンたち5、6人が話をしていた。

「俺、今度ツヤちゃんに告っちゃおーかな…」

「はぁ!? マジかよカノンッ!?」

「ツヤちゃん、理想高そうでなかなか言えねぇんだよなぁ…」

「ガキには興味ないのよ、とか言われたらどーするよ?」

「ははっ、カノンぜってー立ち直れねー!」

「うっせー! てか、俺マジで告るわー」

「ツヤちゃんって誰だ?」

いつの間にか、カノンの隣にエルが座っていた。

「うわッ、うわわわッッ!?」

カノンは驚き過ぎて、隣の生徒に抱きついた。

「そんな驚くことじゃないだ…、でしょ?」

「急に出てくんなよッ!!」

エルはにっ、と笑いながら聞いた。
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