新米教師"L"
「エル…」

艶野はゆっくりと立ち上がり、カノンの前に立った。

「桜坂…くん…、騙していて…、ごめんなさい…!
それと、皆さ、ん…、助けてくれて…ありがとう…!」

ガクッ、と倒れそうになった艶野をエルが支え、カノンに言った。

「よくやったな、カノン!
おめぇ、やっぱりイイ奴だわ!」

どきっ…!

「ぅえ…!?」

「どした?」

カノンは、エルの眩しい笑顔と、ストレートな言葉に、
不覚にもドキッとしてしまったのだった。

不審に思ったエルが、カノンの顔を覗き込むと、
カノンは顔をぼっと赤くし、目を逸らした。

「ぁんでもねぇよッ…!!///」

「なんだよーぅ、意味解んねー」



***
< 96 / 202 >

この作品をシェア

pagetop