Coolなアナタ
教室を覗くと、蓮クンが部活に行く準備をしていた。
すると、あたしに気付いたみたいで
こっちに来てくれた。
「……何?」
今までと同じように、
聞いてきた。
『あのねっ、話があるのッ!だから、少し時間くれない?』
「…でも、部活あるから…」
『お願いッ、今日だけでイイから!あたしに付き合って…』
そう言うと、
なんとか了承してくれた。
今、
2人で来ているのは屋上。
あたしが蓮クンに告白した、思い出の場所。
ここで始まって、
ここで終わる……
ヤバいッ、
なんか泣きそう。
我慢しなきゃ!
すると蓮クンが、
「…話って何?」
はぁ…言わなきゃ。
まだ、
未練がある私って最悪…