僕は君の名前を呼ぶ


同じ道…
同じ夢…


「もう3年生の6月だけど…間に合うかな」


「きっと遅いってことはないよ。一緒に頑張ろうな」


「うんっ」


夢も自分がしたいこともハッキリしなかった俺に

道しるべを示してくれた橘。



俺も橘に道しるべを示せるような、

お互いがお互いを導けるような、

そんな存在になれるといいな。


道が決まったなら、あとは歩くだけだ。

どんな困難が待ち構えていようと、

きっとふたりなら乗り越えることができるんじゃないかって、

俺はそう思うよ。


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