僕は君の名前を呼ぶ
「もう、ふたりとも朝から何イチャついてるのっ!?」
俺たちにつっこみを入れたのは渡辺だった。
「…文句なら隆太に言ってくれ」
「ちょ、お前!俺を裏切るのか!?」
隆太は俺の肩をつかみブンブンと揺すった。
うえっ…。キモチワルイ…。
「篠田!青木が嫌そうな顔してるよっ」
橘が制止に入る。
「サンキュな、橘。助かったよ」
「篠田、本気で青木の肩揺すってたでしょ?揺すられてたときの青木の顔、死んでたよ?」
「コイツいじると反応面白いからさ~!普段はクールっぽいのにいじるとそれが崩れる。こんなふうに」