無愛想な彼が私を見ない理由
あれ、彼女……って……
『修ー、あ!!葉月ちゃん!!!』
その女子は佐倉を呼んだかと思うと、
葉月ちゃんの方を見て喜んだ。
え、佐倉呼んだんじゃないの。
『早瀬、どうした?』
『かおりちゃんだ、おはよ~』
………“早瀬かおり”っていうんだ?
けっこう美人な……。
『あ、そうそう。
今日は図書室開かないからね』
『あ、そう………』
心なしか、佐倉が少しだけ寂しそうな顔をした。
お前、どんだけ本好きなんだよ。