◇東雲庵◇2014〜2017◇
いま、ふたたびのBLへ。


春ですね。ってか初夏ですね。(春はどこへ行ったんだ。)こんばんは、ご無沙汰しています。みなさま、お元気ですか?筍ごはん!←いきなりなに

最近お邪魔する感想ノート感想ノート、どーにも自分の書き込みが長過ぎて自分で自分がウザい(笑)。←気付いてるならヤメなさい
これは東雲庵で吐き出してないからだなー、と気付き更新した次第です。被害にあった(感想ノートに長いコメントをm(_ _)m書き込まれた)皆様には謹んでお詫び申しあげます。…すんませんでしたーー!!


【いま、再びの…BL沼(ザッパーン!)】

↑いきなり何言い出すんだよこの時点で早々に男性は戦線離脱じゃねぇか。

…申し訳ございません。

でも近況報告って言ったらこれ抜きでは語れないっていうか…←あんたの日常どーなってんだよ

男性の皆様。
どうぞ、そっとページを閉じて他で有効に時間をお使い下さいませ。ここから先は極地です。秘境です。むしろ桃源郷です。危!止!禁!(©︎岡田あーみん)
別に男性を仲間はずれにしようってんじゃありませんが「あかんもう何言ってるかわからんついていけん」と思ったらお気軽にお帰りくださいね。

さて、BL=ボーイズ・ラブ。
男×女ではなく、男×男の恋愛を扱った作品ジャンルを、総じて「BL」と…現代では呼びます。
って言うのも、主に90年代初頭(91年〜94年)にそういった類の作品に傾倒していた私にはBLよりも「やおい」という言葉の方がしっくり来るのです。しっくり来ますがややこしいんで基本はBLで統一します。

【え、出会いから語るの?長くなるがな。】

中学1年の春ですね。この沼との出会いは。ツッコミつつ語り始めちゃったよこの人。

もうね、中学受験を乗り越えた猛者達が集う私立の女子中学という所は、残念な方向に脳味噌フルで使ってるというか、想像を膨らませる能力が高く且つお財布に限りがない変な先輩や同級生がいっぱいいるわけですよ。
で、一緒の電車で通学してた他校(同じ様な名古屋三大女子校の1つ)の先輩に「これ私の友達が書いた小説なの。読んでみて!」って渡されたのが、いわゆる同人誌でした。(ちなみに他校であっても、何となくこの三つの女子校は連帯感があって、そこの制服着てたらお互い仲良くなるのに抵抗が無かった。少なくとも私の時代は)
ジャンルはTMN。挿絵付き小説のコピー本でした。印字は懐かしのワープロです。カップリング(以下、CP)はウツ×テツ(多分こっちが王道だったんじゃ無いかな。テツ×ウツよりも)。コミケに代表される同人誌即売会で売られていた本です。

その時初めて、男×男の恋愛を知ったんですよねー。エロ込みで衝撃でした。だって中1の春だし。まだ『りぼん』読んでた頃ですよ。それまで私の中のエロと言ったら家にあった渡辺淳一とか(オイ小学生)父のお供で訪れた理容室で読む月刊マガジンで連載されていた『1+2=パラダイス』とか(オイ小学生)だったのに、あれら男性向けエロと全然違う耽美な世界がそこにはあったわけです。端的にいうと、美しかった。それに尽きる。

それをキッカケに、学校の仲間内で回って来るのはほとんどがBL同人誌。お財布に限界のない先輩達が季節ごとに名古屋国際展示場で開催されるコミケでどんどこ入手してくるんです。作品やカップリングは百花繚乱。めくるめく禁断の世界…!淫靡、流麗、耽美!なんなんだこの世界は!!ってんで、底なし沼に悦んでダイビング。

そうやって借りて読んでいたのが91年で、オリジナルは少なくて、おもに二次創作でした。
当時の人気ジャンルはCF(サイバーフォーミュラ。グー×ハー、加賀×ハヤトが人気CP)やグランゾートもあったかな、あとサムライトルーパーが印象的です。ちなみにわたしこれらの作品、TVアニメでは一話も見ておらず、全て同人誌で読んでるのでキャラクター理解に偏りがあります。悪しからず。

余談ですがそれよりちょっと前が80年代中頃からのC翼(キャプテン翼)、聖闘士星矢、サムライトルーパーブーム。その後商業誌に移行する高河ゆんさんやCLAMPさんが同人誌ガツガツ描いていらした頃です。

91年〜92年はタレント人気もあって、歌手やJアイドル、芸人さんのジャンルもありました。うん、全部BL。B'z、TMN、ジャニーズ、とんねるず。逞しいわ、腐女子達のカップリング能力たるや。

で、これが93年になると幽☆遊☆白書(蔵×飛)、94年にはスラムダンク(流×花)の大ブレークに繋がるわけです。ええと、公式じゃないよ、全部二次創作=同人誌界の話よ。92年、中2の時に自ら同人誌漁りにコミケへ行くようになって、93年、中3にはもう自分らでサークル組んでコピー本作ってコミケ初出展してました。初めて作った本は幽☆遊☆白書の蔵×飛。(先日実家から押収、全部捨てた。)

【古典から新進気鋭の作家までとにかく】

この頃にはもう仲間内(漫研部員)の中でもBL好き同盟ががっちり組まれていて、同人誌から離れて一般に売られているBL作品も読み始めます。古典の中では

オルフェウスの窓
日出処の天子
トーマの心臓(及び萩尾望都作品群)
風と木の詩

辺りのを、まぁ勧められます。
あ、永井豪もあったな、、あれなんの作品だったっけな。
上記は70年代後半〜80年代初頭にかけての少年愛ブームの作品群です。これらの作品がソノ道を切り開いた訳ですね。大人になってから読んだものもあるなー。

リアルタイムBLでは

アーシアン、源氏(高河ゆん)
TOKYO BABYLON(CLAMP)
BANANA FISH(吉田秋生)
炎の蜃気楼(桑原水菜)

角川ルビー文庫が創刊されてからは
富士見二丁目交響楽団シリーズ(秋月こお)
終わりのないラブソング(栗本薫)

等を読みましたかねー。

高河ゆんさんは私の原点で、画集に至るまでコンプリートする位大好きでした。昔から、骨太というよりは綺麗な線が好きなんですよね。で、そういう線を描く漫画家さんはBL出身である事も多くて。何に色気を感じるかは人それぞれですが、高河ゆんさんは作品毎に斬新な発想が炸裂していてまさに才能の塊でした。夢中になったわぁ。





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