茉莉花の少女
「もうすぐあの花が咲くから、そのときにまた見に来てね」
「もうすぐってまだ夏ですよ? 秋じゃないんですか?」
彼女の誕生日が十月だったからだ。
「でも六月や七月辺りから咲き出すの。で、十月か十一月までは咲いているんだって」
「十一月」
その言葉にドキッとした。
「もしかしたら久司君の誕生日まで咲いているかな」
「無理でしょう。だってほぼ十二月じゃないですか」
「でも、室内でうまくいけば冬場も花を咲かせることができるんだって」
「もうすぐってまだ夏ですよ? 秋じゃないんですか?」
彼女の誕生日が十月だったからだ。
「でも六月や七月辺りから咲き出すの。で、十月か十一月までは咲いているんだって」
「十一月」
その言葉にドキッとした。
「もしかしたら久司君の誕生日まで咲いているかな」
「無理でしょう。だってほぼ十二月じゃないですか」
「でも、室内でうまくいけば冬場も花を咲かせることができるんだって」