ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛







「あーもう!やってられねーよ!」



ある日の夜、居酒屋の一席ではドン!とビールジョッキをテーブルに勢いよく置く音が響く。

無言でウーロン茶を飲む俺の向かいの席では先輩である速水さんが、左頬を腫らせた顔でイライラとした様子を見せた。





『青井!飲みに行くぞ!!』





いつもなら『仕事後は彼女とデート』と浮かれている速水さんが、そう突然誘ってきたのは仕事終わりのこと。



今日は仕事も早く片付いたから家に帰ってゆっくり過ごそうと思っていただけに正直断りたかった。

けど、こういう時の速水さんは断ろうものなら家まで押しかけて勝手に飲み会を始めかねない。

それならば少しだけ、という約束で、会社から数駅の繁華街にある居酒屋へとやってきたのだった。



…とはいえ、俺にイラつかれても。


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