ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛





「じゃあ、俺先に営業部寄って行くから」

「あ、うん。また作業室で」

「…ん、」



そして二人やって来た会社で、青井くんはスタスタとエレベーターを通り過ぎ一階の奥のフロアへと向かって行く。

その場に一人残されエレベーターのボタンを押しながら見れば、離れて行く大きな後ろ姿が、日常へと溶け込んで行く。



「みーくっ!」

「わっ!雛ちゃん…」



すると突然背後から声をかけてきたのは、白いショルダーバッグを肩にかけた雛ちゃん。私と同じく、ちょうど出勤してきたところらしい。

今日はデニムのショートパンツから細長い足をのぞかせ、雛ちゃんはニヤニヤと私に肩を組む。



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