ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
確かに前までは滅多に見ることのできなかった表情。
だけど、最近度々見られるようになったのは…私だから?…なんて言われたら、調子に乗ってしまいそう。
特別なのかな、なんて付け上がってしまいそうになる。
「そういえば来週、社員旅行あるじゃん?」
「うん、確か今年も温泉旅行だっけ」
「そうそう、帰り買い物行かない?下着とか買い替えたいし」
「うんいいよ」
そんな気持ちを抱えたまま、私は雛ちゃんとエレベーターに乗り込んだ。