ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
ー…
翌朝、いつものように出勤してきた私は、バッグを片手に作業室の前に立つ。
『5班作業室』と書かれたドア。この向こうに彼がいると思うだけで、嫌な緊張をしてしまう。
ふ、普通に、普通に…。
おはよう、って言えば返ってくるはず!コミュニケーションは挨拶から!
そう息を吸い込んで、ガチャッとドアを開けた。
「おー、原。おはよう」
「おはようございます…」
するとその先にいたのは、今さっき来たらしい様子の矢口さん。それと、既にデスクで仕事に取り掛かっている青井くんの姿があった。
「お、おはよう…」
「……」
勇気を出して言った一言も、無言でかわされてしまう。
む…無視された。
予想はしていたけれど、出鼻をくじかれるというか…折角入れた気合も砕けてしまう。