ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「あ…そういえば美紅ちゃん、さっきの話の続きはいいの?」
「へ?」
「職場で嫌なことがあって、って」
「あー…うん、彼方の顔見たら嫌なことも全部吹っ飛んじゃった」
「あら、それならよかった」
先程までの気持ちとは真逆にえへへと笑う私に、彼方はよくわからなそうに首を傾げた。
「あっ、彼方!もうすぐテレビの時間だ!急げ!」
「いそげーっ」
彼方の顔を見れば自然と笑顔になれて、嫌なことも吹き飛んでしまう。
それこそお兄ちゃんの言う通り、こうしているから余計結婚や彼氏という存在が遠ざかるわけで、それに危機感も感じられない自分もいて。
けどいいんだ。仕事と彼方との毎日が私は楽しくて幸せだから。
…青井くんのことは気が重いけれど。
だけど、明日も頑張ろう。
嫌われているかもしれないけど、少しでも前進出来るように。