ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛







『ちょっと君、今いいかな。学生?え?社会人?嘘つかないの。どう見たって未成年でしょ、ダメだよこんな時間に出歩いてちゃ。旅行先で気が緩んでるのかもしれないけど。はい、ちょっと交番行こうね』





コンビニに行くはずが世で言う風俗街に迷い込んでしまい、おまけに未成年と勘違いされ警察に補導されかけた。

未成年だと決めつける警察の人に身分を証明しようにも、小銭入れしか持っていないし携帯もない。どうするべきか悩みに悩んだ結果、泊まっている旅館を伝え会社の人に迎えに来てもらうこととなったわけだけれど。

そんな私を迎えに来てくれたのは、何と青井くんで…。





「じゃあ、気をつけて帰るんだよ」

「…はい、すみませんでした」



一通りの事情説明を終え、私と青井くんは小さく頭を下げ交番を後にした。


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