ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「…いつも思うんだけど、どうしていつも顔覗き込むの?」
「どうしてって…こうしないと原さんの顔見えないから。ダメ?」
「ダメじゃないけど…」
彼の高い位置からでは私が見上げない限り顔が見えないから、だから覗き込むのだろう。それは分かる、けど…正直、いちいちドキドキする。
なんてことない動作のひとつなんだろうけど、近い距離にまた鼓動がうるさくなるよ。
「…そういえばさっきの話の続き」
「え?」
「俺も原さんのことかまいたくなるのは同じだけど、面白いからってだけじゃないから」
彼はそう顔を覗き込む形のまま、呟く。
「…原さんが、可愛いから」
「え…?」
その言葉の意味を問いかけようとした瞬間、ジェットコースターは走り出す。
じわじわと上るのかと思いきや、出だしからなかなか早いスピードで上昇し、そのままの勢いで落下していく。