ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛



「あーっ、楽しかった!」



ジェットコースターを降り、ニコニコと楽しげに言う雛ちゃんに、私はぐったりとその後ろを歩く。



「いやー…予想以上に速かったなぁ」

「本当…すごかった…」



出だしこそあれこれ考えていたものの、高速で駆け巡るコースターに次第に思考はついていかなくなり…ジェットコースターの凄まじさにただただ圧倒されたのだった。



「次どこ行くー?」

「お化け屋敷もいいけどコーヒーカップもいいよなぁ。あ、雛子パンフレット見せて」

「うん、いいよ」



乱れた髪を直す私とマイペースに一歩後ろを歩く青井くん。その前では、そう亮さんと雛ちゃんが寄り添いくっついてパンフレットを広げている。



「…あの二人って、時々ナチュラルにいちゃつくよね」

「うん、本当仲良しだよねぇ」



いつの間にか隣へ追いつき、呆れているようなどうでもよさそうな目で呟く青井くんに、私は頷く。


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