ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「じゃあ次はゴーカート!行こー!」
「うん」
張り切り先を行く雛ちゃんたちに、私も急ぎ足で追いかける日曜昼間の遊園地。はぐれたら探すのもまた一苦労だ。
「…原さん、焦って歩くと転ぶよ」
「大丈夫…、っわぁ!」
ところが焦る気持ちのせいか、青井くんの言った通り私はその場で躓き転んでしまう。そんな私に青井くんは言わんこっちゃない、とでもいうような視線を向けた。
「いたた…」
「だから言ったのに。ケガは?」
「してない、大丈夫…」
幸い地面に膝をついてしまっただけで擦り傷ひとつ出来ておらず、手についた汚れを払いながら顔を上げる。
すると目の前には、しゃがみ込み手を差し伸べる彼がいた。