ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「ねぇ、青井くん」
「なに」
「今日は一日、ありがとう。迷惑かけてばっかりで、彼方のお世話ばっかりさせて青井くんは不満もあったかもしれないけど…でも、私すごく楽しかった」
優しくて面倒見のいい、本当は怒ると怖い。そんな青井くんの沢山の姿が見られて、よかった。
素直な気持ちを真っ直ぐに伝える私に、その視線は前へと向いたまま。
「…別に、迷惑とも不満だとも思ってない」
「え?」
「二人でならまた楽しかったとは思うけど、三人は三人で楽しかったし」
そして、不意にこちらを向いて真っ直ぐに見つめる瞳。
「原さんと彼方と歩いて、…正直引かれるかもしれないけど、もしも原さんと結婚したらこんな感じになるのかって、未来を想像したりもしたし」
私と、青井くんと、家族としての…未来?
想像もしなかった彼の言葉に思わず足がぴたりと止まる。