ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛



青井くんと同じ班になって半月。

苦手だった彼のことで、いくつか知ったことがある。



無口なのは元々だけど実はボーッとしていることが多くて、普段からあまり周りの話を聞いていない人。甘党で、時々飲むコーヒーにはスティックシュガーを3本入れている。

普段は冷たいというか素っ気なく、興味なさそうにしていることがほとんど。それでも前よりは会話も増えたし、ほんの時々優しいところもあったりして。



…少しずつ、仲良くなれてはいるのかな。





「…じゃあ、これはこんな感じで。気になる所は気軽に電話でもして聞いてくれていいから」

「はい、わかりました」



その日の午後。社内にある打ち合わせ用ブースには、テーブルに資料とディスクを広げ話す私とクライアントである若い男性・桐谷さんの姿があった。

グレーのスーツを着こなし、茶色い髪を左側で分けた爽やかな印象の彼…桐谷匠さんは、うちの会社と定期的に取引のある結婚式場の社員。結婚式の映像をDVDにする際の編集や加工、スライドショーの作成など式場からの仕事は何かと多い。

ちなみに彼は私の3つ上で、お兄ちゃんの高校の同級生。そんなよしみもあり、私に担当を任せて貰えている。


 
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