肉球で一歩 踏みしめて。【短編】


初めて入った病院の中は、どこもかしこも真っ白で、なんとなく苦いような匂いがした。


病院の中で顔を出すことは出来ないので、ミミはカバンの隙間からこっそり覗いていた。

『こんなところに男の子がいるんだ…退屈じゃないのかな?』


そんなことを考えているうちに、いつの間にか病室の前に着いていた。


『………いよいよ、男の子に会えるんだ…』
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