泣虫女 と 毒舌男
やっぱり嫌だ、こんなヤツ。
私はいつまでこんな人を相手にしないといけないの。
「水上に何を言われたって、私はあの人を思い続けるんだから!
あんたに何を言われても、どんなに馬鹿にされてもね!」
私はそれだけ、和也くんを想う自信がある。
「あたし、帰る」
ま、帰る前に図書館にでも寄るけどね。
そんな私を放っておいてはくれない。
「帰らせねぇ。
お前の心は俺の物だ!
余所に行かせないように、お前をしつける!!」
そう言った水上は私の手を思いっきり握った。