バニラ
縁日で綿飴をねだったり、初めての生理に驚いて泣きわめいて慌ててナプキンを買ってやったり…そんな子供時代の千尋はもういなくて。


“誰かを振り向かせるための片想いの香り”に、オレは人知れず胸を切なくした。
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