愛しい人
★隼人story★

りさが亮と一緒に帰っ
て、俺等はトリプル
デートしてた時…



りさと亮ばかりが
気になって…


ひなのには悪いって
分かってた。


でも…


気付いたんだ。



側にあいつがいなく
なってから気付いた。


俺に必要なのはりさ
なんだよ。


りさ…





「ねぇ隼人?」

「えっ?…ん?」

「考え事?ぼーっと
しちゃってたよ☆笑」

「なんでもないで?」

「そっか…ならいいや☆
あっ…手つなご?」

「おう!!」



ひなのと手をつない
で歩いていた。


ひなのは…

嬉しそうにしていた。




「ねぇ隼人~?うち
のこと好きならキス
…してくれん?」



ひなののこと…

俺は好きなのか?


あの時は好きだった。




あれから時がすぎて
少しだけ見えた答え…


俺…りさが好きなんだ。


でもこんな気持ちお前
にはもう届かないよな。




「ひなの…好きだよ。」


俺とひなのはキスした。


りさを忘れるかのように…



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