青春を取り戻せ!
三日後、人の良さそうな弁護士は、映画の『寅さんシリーズ』の“御前様”(柴又帝釈天の住職役)のような微笑みを浮かべながら面会室に入って来た。
「この裁判は君の勝ちだよ」
胸のわだかまりがスーと取れ、荒んだ心に一筋の光明が差し込んできた。
「未美さんは君のアリバイを裁判で証言してくれると言ってくれたよ」
「ありがとうございました」
僕は頭を下げた。
「それから、刑事が言っていた公務執行妨害と暴行罪のことは?」
「あぁあれは、君を拘留するための手段で、本気じゃないよ。
裁判が終わりしだい取り下げると言っていた」
「良かった。…色々ありがとうございました」
僕は久し振りに明るい気持ちになっていた。
「それと、悪いようにはしないから、私にだけには本当のことを教えてくれないか。
…君は被害者の丸山幸子さんを知ってたんだろ?」
「うんざりするほど何度も聞かれてますが、本当に知りません!」
「…泥酔して連れ込んだ何ていう可能性はないのかね?」
「…そういう事実はありません!」
僕は彼を睨んだ。
…がっかりしたのだ。
誰も僕を信用してくれていないのだ。
…いや!?現場にいた未美以外は………。
「この裁判は君の勝ちだよ」
胸のわだかまりがスーと取れ、荒んだ心に一筋の光明が差し込んできた。
「未美さんは君のアリバイを裁判で証言してくれると言ってくれたよ」
「ありがとうございました」
僕は頭を下げた。
「それから、刑事が言っていた公務執行妨害と暴行罪のことは?」
「あぁあれは、君を拘留するための手段で、本気じゃないよ。
裁判が終わりしだい取り下げると言っていた」
「良かった。…色々ありがとうございました」
僕は久し振りに明るい気持ちになっていた。
「それと、悪いようにはしないから、私にだけには本当のことを教えてくれないか。
…君は被害者の丸山幸子さんを知ってたんだろ?」
「うんざりするほど何度も聞かれてますが、本当に知りません!」
「…泥酔して連れ込んだ何ていう可能性はないのかね?」
「…そういう事実はありません!」
僕は彼を睨んだ。
…がっかりしたのだ。
誰も僕を信用してくれていないのだ。
…いや!?現場にいた未美以外は………。