ここにいるよ
「他の子はモデルの忍に書いてて渚ちゃんはただの俺に書いてくれてる気がした……そう思ったらこんなに応援してくれる女の子の為にモデル続けようってこれが俺のやりたい事なんだって思った…一樹のバスケのように」


「………」


「だから、あの日待ってたんだ」


///

///

忍が瞳を潤ませ私を見つめる



一言一言が胸の中に溶けて座ったまま力が抜ける


「こんな俺でいいの?」


恥ずかしくて俯いてた私の顔を覗く忍


何が起きてるのか分からず座ったまま後ろに下がる



忍………?


何、言ってるの?


そんな事言っちゃったら期待しちゃうよ?



「渚ちゃん?泣いてんの?」
< 145 / 246 >

この作品をシェア

pagetop