桃色初恋、甘口キス
「ねぇ、うみちゃん」
お昼休みに、いつも通り一緒に中庭でお弁当を食べる愛ちゃんが、おもむろに口を開いた。
「黄原君に、いつお返事してあげるの?」
「え?」
あたしは驚いて、飲んでいたお茶を吹きかけた。
どうにかお茶を飲み込んで、愛ちゃんを見つめる。
「あ、愛ちゃん?」
愛ちゃんはきょとんと、口に運んでいたプチトマトを飲み込んだ。
「黄原君、うみちゃんのこと、好きだよね?
こないだね、ゆっくり返事待ってるからって、うみちゃんに話しかけてるの、聞いたよ?」
お返事して、あげないの?
お似合いなのに……。
愛ちゃんは不思議そうに。あたしを見つめ返している。
お昼休みに、いつも通り一緒に中庭でお弁当を食べる愛ちゃんが、おもむろに口を開いた。
「黄原君に、いつお返事してあげるの?」
「え?」
あたしは驚いて、飲んでいたお茶を吹きかけた。
どうにかお茶を飲み込んで、愛ちゃんを見つめる。
「あ、愛ちゃん?」
愛ちゃんはきょとんと、口に運んでいたプチトマトを飲み込んだ。
「黄原君、うみちゃんのこと、好きだよね?
こないだね、ゆっくり返事待ってるからって、うみちゃんに話しかけてるの、聞いたよ?」
お返事して、あげないの?
お似合いなのに……。
愛ちゃんは不思議そうに。あたしを見つめ返している。