桃色初恋、甘口キス
「え? 何?」
「何って、デート」
「……っ!
ば、バカ!」
毎回毎回、突然何を言い出すんだ、こいつは。
黄原は優しく微笑んでいる。
愛ちゃんと先輩の初デートから1ヶ月。
黄原があたしに告白してから1ヶ月。
あたしはまだ、黄原のこの態度に慣れていない。
黄原はあの日を境に、本当に優しくなった。
突っかかってくることも、意地悪してくることもなくなった。
部活が終われば、毎日律儀に送ってくれる。
「可愛くない」
の代わりに、
「好き」
「可愛い」
と、言うようになった。
毎日毎日、恥ずかしい……。
「何って、デート」
「……っ!
ば、バカ!」
毎回毎回、突然何を言い出すんだ、こいつは。
黄原は優しく微笑んでいる。
愛ちゃんと先輩の初デートから1ヶ月。
黄原があたしに告白してから1ヶ月。
あたしはまだ、黄原のこの態度に慣れていない。
黄原はあの日を境に、本当に優しくなった。
突っかかってくることも、意地悪してくることもなくなった。
部活が終われば、毎日律儀に送ってくれる。
「可愛くない」
の代わりに、
「好き」
「可愛い」
と、言うようになった。
毎日毎日、恥ずかしい……。