右隣の彼
「俺を煽って楽しいですか?やっと俺だけのものになるってだけで
うれしくてめちゃくちゃにしたいって思ってるのに・・・
 自分からキスするとか・・・どうなってもしらないから」
「・・・・いいよどうなっても・・・」

それが今私が言える最大の気持ちだった。
岸田君は私の返事を聞くと急に上体をあげ、着ていた服を一気に脱ぎ出した。
上半身裸になった身体は見た目より引き締まっていていて私の鼓動が跳ねた。
顔を赤らめる私を岸田君は口角を上げながらフッと笑うと。
ぐっと顔を近づけてきた。
「俺だけ脱ぐのは不公平だから・・・・脱がすよ」
私の返事など聞く間もなく私の胸の上まで上がっていた服を脱がせた。
上半身がブラだけになった私を口角を上げたまま見下ろしていた。
「それ…もっと邪魔」
ブラに視線を向け肩ひもに手をかけようとする岸田君に

「わ・・私岸田君より年上だし・・・年齢と共に重力に逆らえなくなって
きてるのよ・・・だから・・その・・・きっと期待に添えない身体なの」
最後の抵抗をしてみたが・・・
「何バカな事いってんの?一美の身体・・・・凄くすべすべしてて
 綺麗だよ。俺にはもったいないくらい・・・だけど宝の持ち腐れは
もったいないからちゃんと俺のものになってもらうよ」
岸田君は私の返事を聞く間を与えず私の唇を塞ぐとそれは全身に
降り注いだ。
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