もう一度、逢えたら…

☆酔っ払い

「武さ~ん。」


カラオケボックスで、
浦野の隣が空いたのを見て、
速水が
しな垂れかかるように
浦野に抱きつきながら
座った。


「なんだよ。

お前、酔ってるのか?」


突然の
速水の行動に驚いたように、
浦野が
速水の身体を
自分から引き剥がす。


「うーん、ちょっとねぇ。」

と言うと、
速水は
浦野の横で
彼に身体を預けるように
頭を肩に乗せて
寄りかかった。
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